エリート上司に翻弄されてます!
「だってほら、ちょっと絡みにくいところあるでしょ?」
「……そ、そうです、ね」
「でしょう?」
逆に絡みにくいところしかないと思うのだけど。
それでも桐乃さんはやっぱり乾先輩と仲が良いのだと思った。
どういう仲か、聞いてもいいのかな。
「あの、乾先輩と桐乃さんって……」
「……?」
どういう関係なんですかって……
「あれ、綾瀬じゃん」
聞こえてきた水川先輩の声に我に帰るとその隣に日高さんもいた。
そういえば日高さんも煙草吸うんだった。
もしかして2人一緒だったのかな。
「綾瀬と……えっと」
「坂下工場の向井さんです」
「あぁ、そうだそうだ」
すみません、と日高さんから助けてもらった水川先輩が笑うと桐乃さんも釣られたように微笑む。
そうだ、水川先輩を見て思い出した。
「宮根さんが水川先輩に見てもらいたいものがあるって」