エリート上司に翻弄されてます!
「あの、先輩と一緒に飲みに行ったんじゃ」
「俺が行くと思うわけ?誘われたの乾さんだけだし」
「そう、ですか」
そこまで嫌そうな顔しなくてもいいのに……
日高さんはラーメンを頼むとお冷を口へと含んだ。
「日高さんもここのラーメン屋好きなんですか?」
「別に、帰る途中にあるから」
「え、じゃあ家近いんですね!」
「……絶対あの人に言わないでよ。面倒なことになるの目に見えてるし」
「あ、あぁ……」
乾先輩のことか。
確かに日高さんの家が近いって聞いたら面白がって上がり込むかもしれない。
「外食多めなんですか?」
「家帰って作んの面倒くさいだけ」
「炊事しないんですか?」
「あんまり、てかさ」
「……?」
「俺のこと知って楽しいの、アンタ」
「……」
駄目ですか?、と言えば彼が少しだけたじろいだ。