エリート上司に翻弄されてます!
「だって日高さんまだ来て間もないし、自分から話す人じゃないから」
「……変なやつ」
「え?」
「俺なんかに懐いて」
彼はそう言い残すと運ばれてきたラーメンを受け取った。
懐いてる……のかな?確かに普通に日高さんのことは気になるけど、
でも、
「でも日高さんといると構えることなくて楽ですよ」
「下着見られた奴に言うことなの?」
「そ、それは……」
もう忘れてくださいよ、と項垂れると彼がプッと吹き出したように笑った。
あの時の心の傷、ちょっとずつ癒えてきてきたのに……
そう思ったらあの出会いって不思議なものだったな。
日高さんは多分他の人に興味がないから自分がどう思われてるかとかを気にせずに居られる。
だから彼といると楽に感じるのかもしれない。
乾先輩も、あの人は自分にしか興味がなかったから凄く楽だった。
周りの人も私と彼の関係がいいものだって思えていただろう。
どうして、ああなっちゃったんだろ。