エリート上司に翻弄されてます!










いつものように帰ってきた乾先輩のことを数分撫でて宥めると一緒にご飯を囲む。
私は思い出したように金曜日の夜のことを話した。


「今度の金曜日友達とご飯食べる約束しちゃってご飯作れないので」

「ん、オッケー」


相変わらずラフな格好なのに決まる彼は手に付いた醤油を舐めながら返事をした。
大抵事前に言っておくと外食を許してくれる。

そうなると乾先輩がご飯を作ることになるのだが、彼の料理の腕前は前に話した通りであるため何も心配することはない。
私が作るよりも全然いいものを食べられるはずだ。


「友達っていつもの子?小牧ちゃんだっけ?」

「まぁ、はい」

「いっつもその子と食べてるよね。もしかして深桜ちゃんその子しか友達いないの?」

「うぐっ」


食べていたネギが喉を詰める。
結構気にしていたことを言われてしまった。

私は「べ、別にぃ?」と言い返す。


「こ、今回は小牧だけじゃなくて他の人もいるんで」

「他の人?会社の人とか?」

「いや、小牧の友達ですけど」

「……」


詰まったネギを味噌汁を流して込んでいると前から視線を感じる。
乾先輩は箸を止めて私の顔を見つめていた。




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