エリート上司に翻弄されてます!




時刻は午後の2時ごろだ。
ずっと連続で回っていたからお昼ご飯も食べていない。


「今から会社戻ったら2時半回りますね」

「道草食ってる暇ないから帰るよ」

「あ、はい……」


朝も食べ物が喉を通らなかったから昨日の夜から何も食べていない状況だった。
それは私の自業自得なんだけど寝不足もあるからか、こうして外で日光に照らされると眩暈がする。


「今の店って……ちょっと、アンタ大丈夫?」

「っ……はい」



大丈夫です!、と一歩を踏み出そうとしたその時、足元がぐらついて私の体が傾いた。
咄嗟に日高さんが「おい!」と体を支えてくれた為に倒れることはなかったが、私はその腕のなかで意識が朦朧とする。

あぁ、こんなところでまた失敗したら日高さんに怒られてしまう。
それに乾先輩にだって心配を掛けてしまう。


「……せんぱ、」


ちょっと顔を見ていないだけなのに、こんなにも会いたい。

私は目を閉じるとそのまま意識を失った。



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