エリート上司に翻弄されてます!
「お前どんだけ腹減ってたんだよ、倒れるほどって」
「え」
「適当に買ってきたから」
日高さんはどうやら私が倒れた原因が空腹だと思っているようだ。
ていうか空腹で倒れるって、何かそれめっちゃ格好悪いんですけど。
彼がそう言うってことはこれは彼が私のために買ってきてくれたのか。
「あ、ありがとうございます。迷惑掛けました」
「迷惑掛け慣らされた」
「……」
すみません、と私は申し訳なさげに顔を下げた。
これもこれで最近の恒例になりつつあるな。
そんな時私のお腹がぐーっと滑稽な音を鳴らした。
顔を赤くすると彼が真顔で私の顔を見た。
私、この人の前だと本当にいいところないな。
と、
「はっ、本当に食い意地張りすぎ!」
「っ……」
マジウケるんですけど、と彼が声に出して笑った。
あまりこんなに感情を表に出して笑うのって日高さんにしたらないかも。
というより、
「笑った顔可愛い」