エリート上司に翻弄されてます!




それじゃあ、


「あの、先輩と桐乃さんって……もしかして」

「え、あぁ、従兄弟なの」


子供が会いたがるなんて血縁関係以外考えられない。


「で、でも同級生って」

「高校が一緒でね、彼ああいう性格でしょ?血が繋がってるって思われたくなかったの」

「……」


一気に気が抜けたような、私は緊張の糸が緩みきってしまった。
何だ、仲がいいのって昔から親戚付き合いしてるから。

彼と従兄弟だと言わなかったのはさっき言った通り、桐乃さんは乾先輩と血が繋がってるって周りに知られたくないんだ。
同じナルシストだって思われるから。

でもあの電話って……


「恵くんに会いたい。いないの?」

「え、先輩は今岡山に出張で……」

「美代、明日会えるでしょう」

「電話するー」

「この前もしたのに、この子ってば恵剛くんのこと大好きでね?寂しがると直ぐに電話するって泣いて」


ーーー「……泣くなよ」



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