エリート上司に翻弄されてます!




「い、いや……でも」

「ん?あ、分かった。俺に手伝われたらその優しさに胸を打たれて好きになっちゃいそうなんだろ?分かるよ、こんなイケメンに手伝われたら嫌でも惚れるよな」

「先輩!お願いします!」


私は乾先輩に資料の一部を差し出した。
絶対にこの男に恋をしてるだなんて思われたくないのだ。

すると彼は可笑しいように声を挙げて笑った。


「本当、深桜ちゃんってば扱いやすすぎ!」

「なっ、ちょっと!下の名前で呼ばないでくださいよ!」

「誰も聞いてないんだからいいじゃん」

「そ、そういうことじゃなくて……」

「ほらほら」

「っ……」


乾先輩は私の頭の上に手を置くとわしゃわしゃと撫でる。


「時間ないんだろ?ちゃっちゃと終わらせようぜ」

「……」


いつも変なことばっか言って、自分大好きなナルシストだけど。
会社では勝手にハーレム作って、迷惑ばっかりかけるけど。

こういう時はちゃんと先輩ぶるとか、


「(なんなの……)」



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