かわいいあなたにマフラーを
「今晩は、本日はおめでとうございます。
突然すみません。笹野、真冬と申します」
俺が一礼すると、あらあらご丁寧に、しっかりしてるのね、と、声がかかった。
顔を上げると、朗らかな笑顔の女性と秋穂。
「ええ。
彼は、学級委員長で、生徒会の副会長もしている、しっかり者なんですよ?」
自慢の彼氏です、とはにかむ秋穂に、俺まで頬が熱くなるのを感じた。
「あらまぁ二人して赤くなっちゃって。初々しいカップルね」
ふふふ、と女性が笑った時、丁度チャイムが鳴った。
「まっ! 今度は美空ちゃん達かしら?」
パタパタとスリッパを鳴らしながら、女性は去っていった。
突然すみません。笹野、真冬と申します」
俺が一礼すると、あらあらご丁寧に、しっかりしてるのね、と、声がかかった。
顔を上げると、朗らかな笑顔の女性と秋穂。
「ええ。
彼は、学級委員長で、生徒会の副会長もしている、しっかり者なんですよ?」
自慢の彼氏です、とはにかむ秋穂に、俺まで頬が熱くなるのを感じた。
「あらまぁ二人して赤くなっちゃって。初々しいカップルね」
ふふふ、と女性が笑った時、丁度チャイムが鳴った。
「まっ! 今度は美空ちゃん達かしら?」
パタパタとスリッパを鳴らしながら、女性は去っていった。