※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「え、何?そんなに顔赤くして。もしかしてもっとして欲しいの?」



「え、えっと…こ、これは…」



「クスッ…。嘘だよ。キミの頭がパンクしそうだからまた今度に取っておくよ。さっ、そろそろ帰ろ?」



スっと立ちあがり手を伸ばす結城くんは、いつ見ても王子様にしか見えない。



恥ずかしさを隠しながらも差し出された手を握ると優しく引っ張ってくれる。



「ありがとう!で、でも、私のせいで結城くんの素顔バレちゃったね…。ごめんね」



「まぁ、あの子達に知られたら明日には広まってそうだよね。でも、今日みたいに俺のせいでキミまで悪口言われるんだったらバレてよかったと思うけど。ていうか、実際この格好の方が楽だし」



確かに話し方とか、変装したりとか大変そう。



でも、これはこれで結城くんがまた友好関係を築くきっかけになるかもしれないし良い事だと思う。



それでも、さっき言った通り私だけの秘密がよかったとか…



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