イケメン副社長にほだされました
「え?」
そこにいた大体の社員の声が重なった。
「…副社長?」
「岡崎、ぞうきん。」
「っはい!」
若干ビビりつつ、岡崎ちゃんがぞうきんと箒と塵取り取ってきてくれたので一緒に床を掃除する。
コップの破片を黙って眺めてる副社長。
「副社長。もしかして、まじで振られました?」
恐る恐る聞いてみる。
――無言だ。否定しないってことは、本当に振られたのか。
「ていうか、彼女いたんですか?」
「…居た。昨日まで。」
うわあぁ、なんていうか。いたたまれない。