イケメン副社長にほだされました
「中津、お前知り合いか?」
真司の隣に座っている男性が、若干緊張感を持って中津さんに尋ねる。
「那月製薬の受付の方です…。」
「は?!お前、取引先の社員と付き合ってたのか。」
「ああ。」
「ああ、って。」
副社長をお前呼ばわりということは、問い詰めているのはもしかして社長さん?
真司はシレッとしてるけど、隣の私はガッチガチ。
とっても肩身がせまい。
そんなとき、
「ビールでいいですか?」
「あ、はい!」
隣に座っていたたった一人の女の人が声をかけてくれ、飲み物を頼んでくれた。
「岡崎、俺も。」
真司の会社で、一度見かけたことがある。
岡崎さん。
そう呼ばれる彼女は、ストレートボブに線の細いフレームのメガネをかけた彼女は、知的な雰囲気を醸し出した美人さん。
隣でにっこりと微笑む彼女に、心強さを感じた。