囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
急にそんな事を言う私を、驚いたように見る。

「…どうしたんですか?青山さん」

「だって…今日みたいに、納得いく写真が撮れる日ばかりじゃないよね?
なのに、荻野君が凹んだり荒れたりしてるとこ、見たことないもん」

「上手くいかなくて、落ち込むことなんて日常茶飯事だよ。青山さんの手前、そういうのカッコ悪いから、見せてないだけ。そう見えてるなら良かった」

ポリポリと頭をかきながら、いたずらが見つかった子どものような顔をした。

「そうなの?いつも、私の撮って欲しい写真を撮ってくれて、記事がすごく書きやすいの。
その場所へ行けなくても、行った気分になれるって言ってる人もいるよ」

そう言ったのが、瑛二先輩だとは何となく言いづらくて、瑛二先輩の名前を伏せた。
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