囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
相変わらず、薄暗い廊下はシーンとしている。

じつは暗がりが苦手な私は、この廊下が少し…いや、かなり怖い。

そういえば、永岡さんが、

『知ってるか?昔、編集部にいた奴が、忙しさのあまり、おかしくなってさ…夜な夜な幽体離脱して歩き回るらしいぞ』

ブンブンと頭を左右に振る。

なっ、なぜこんな時に思い出しちゃったんだろ。

怖い、怖い、怖い!

もう全速力だ!


あの角を曲がれば、編集部だ。急ごう…


「……っ!」「……っひ!」


出会い頭に、誰かとぶつかった。

「ゆ、ゆ、、、」

まさか、幽体離脱した人なの?

あれ?痛い…実態がある?

イテテ…と、ぶつけたおデコをさする。

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