囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
「おい、何をブツブツ言ってるんだ?」

頭上から、不機嫌な声が落ちてきた。

この声は…

「あっ、岬編集長!お、お疲れ様です……て」

どうやら、私は岬編集長の胸に思いっきりぶつかったらしい。
真っ白なカッターシャツの胸の辺りに、ピンクベージュの口紅がベッタリと…しかも、私の唇型に付いてしまってる。


サーーーッ


血の気が引くって、初めて体験する。

幽霊に会ったら、こうなるかもしれない。


「み、み、岬編集長!ごめんなさい!脱いで、シャツを脱いでください!」

早く洗わないと、取れなくなっちゃう!

躊躇することなく、岬編集長のシャツのボタンに指をかけ、ボタンを外し始める。

ガバッと、突然腕をつかまれ、編集部に引きずり込まれた。

へっ?



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