囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
「………」

私の顔は、たぶん真っ赤だ。

思いっきり笑った岬編集長は、私の頭にポンと手を置き、立ち上がる。

「心配するな。替えのシャツはロッカーにあるし、洗濯すれば取れる」

そう言って、岬編集長のデスク近くにあるロッカーから新しいシャツを取り出した。

ぼんやりと見てると、

「俺の着替えるとこ、見たいの?」

意地悪く微笑む。

「ち、違います!」

慌てて下を向く。


コツ…


「青山、もう遅い。今日は帰りなさい」

着替え終わった岬編集長が、労わるような優しい目をする。

「でも、もう少し…」


ギロッ…


残りますと言おうとして止めた。鬼の形相で睨まれたから。


「…いえ、やっぱり帰ります」

「ん。それがいい。お疲れさま」

そう言って、ポンとまた私の頭に手を置いた。




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