Pathological love
振り向いたら絶対だめだっ!!
「こんな言葉……信じてなかったけど、一生言う事は無いと思ってたけど……俺とずっと一緒に居てくれ…………。」
振り向いちゃ……ー
「何でよっ!!?どうしてそんな事言うのっ!!私がっ!……私が必死で離れようとしてんのにっ!!!」
私は勢いよく振り向いて、叫ぶ連理に大声を上げていた。
「……愛してるんだ…………。」
「バカっ!バカっ!ダメっ!!ダメなのっ!!永遠なんて約束出来ないくせにっ!!あんたもいつかは私の前から居なくなるくせにっ!!お父さんも、お母さんも、昔愛した人でさえも皆私を独りにしたわっ!!………………フフッ……そうゆう家系なのね……だから、お母さんも最後まで手紙にこう記したんだわっ!!」
憐れな自分の運命に笑えて来る。
私は怒りに任せて手紙を地面に投げつけた。
止めどなく溢れる涙は一体どうして流れてくるのか。
「令子……。」
「もう……独りになるのは嫌っ!!」
私の泣き声だけがみっともなく静かなこの場所に響く。
暫くして、俯いたままの私の視界に、足元に落ちたくしゃくしゃの手紙を拾い上げるのが見えた。
「…………令子、俺達はよく似ているな?同じ事に怯えて、大事な事に目を背けて、逃げて生きてきた。人は裏切る、確かにそうかも知れない……俺も長い事ずっとそう思ってた…………。でも、お前のお陰で俺は自分を信じる事が出来る様になったんだ。」
「………………。」