強引上司と過保護な社内恋愛!?
「お見舞いに来た」
父親からだ、と言って肇さんは表情を変えることなく、テーブルの上に持っていた紙袋を置く。
桧山さんは紙袋からをゴソゴソと中身を取り出す。
包装紙を破り箱の蓋を開けた。
「こ、これは…」
中に入っていたのはピッチピチでツヤッツヤの真っ赤な苺だった。
粒は大きく、形も揃っていて一目で高級フルーツだということが解る。
包装紙も某老舗フルーツショップのものだったし。
「暁は昔から苺が好きだろう」
肇さんは無表情のまま言う。
「好き…だけどさ」
30過ぎて父親にお見舞いで好きなフルーツを差し入れられて複雑な表情を浮かべる。
「昨日父親が暁に電話をした時、風邪をひいていて、じいさんみたいなしゃがれた声だったから大層心配していた。そのせいで近所に住む俺にお見舞いに行くよう指示があったんだ」
肇さんは微塵も心配している様子を見せずに、グレープフルーツジュースをお上品に一口飲む。
あの父親がそこまでロクデナシ呼ばわりしていた次男のを心配するなんて…。
「おっかない人だと思ったけど優しいところもあるんですね」
ついシミジミした口調になってしまった。
桧山父も人間だもの。
父親からだ、と言って肇さんは表情を変えることなく、テーブルの上に持っていた紙袋を置く。
桧山さんは紙袋からをゴソゴソと中身を取り出す。
包装紙を破り箱の蓋を開けた。
「こ、これは…」
中に入っていたのはピッチピチでツヤッツヤの真っ赤な苺だった。
粒は大きく、形も揃っていて一目で高級フルーツだということが解る。
包装紙も某老舗フルーツショップのものだったし。
「暁は昔から苺が好きだろう」
肇さんは無表情のまま言う。
「好き…だけどさ」
30過ぎて父親にお見舞いで好きなフルーツを差し入れられて複雑な表情を浮かべる。
「昨日父親が暁に電話をした時、風邪をひいていて、じいさんみたいなしゃがれた声だったから大層心配していた。そのせいで近所に住む俺にお見舞いに行くよう指示があったんだ」
肇さんは微塵も心配している様子を見せずに、グレープフルーツジュースをお上品に一口飲む。
あの父親がそこまでロクデナシ呼ばわりしていた次男のを心配するなんて…。
「おっかない人だと思ったけど優しいところもあるんですね」
ついシミジミした口調になってしまった。
桧山父も人間だもの。