強引上司と過保護な社内恋愛!?
相変わらず、床には服や化粧品、郵便物やらが散乱している。

イケメンに見られる訳にはいかないので一纏めにしてクローゼットに突っ込んだ。

テーブルの上に積み上げられたビールの空き缶を片付けると、いつもよりかは気持ち部屋がスッキリした気がする。

なんか、もう、これでいいや…。とにかく眠りたい。

「うーん…」

そこで気力は尽きて、濡れた髪のまま半ば気を失うようにベッドへ倒れこんだ。


◆◇◆

首筋に柔らかな感触が触れてくすぐったくて身を捩る。

しかし長い腕が身体に絡みつき私は身動きできないままでいる。

瞼を薄ら開けると窓から眩しい陽射しが射し込でいた。

もう…朝か…。

「う…ん」

暖かい人肌に包まれていると心地良くてベッドから抜け出し難い。

布団の中でもぞもぞ動いていると、頭に柔らかな感触が触れて愛おしそうに頬づりされた。

なんか…すごく心地いい。

夢の中に再び吸い寄せられそうになると、けたたましい音が鳴り響く。

枕元にある携帯を手繰り寄せるとアラームを慌てて止める。

6:30か…

ゴロリと寝がえりを打つと可愛い寝顔がすぐ間近にあった。
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