ねぇ、松風くん。


ーーーーーその頃 葵は


「ちょっと葵!!あんた、なんでいるのよ?」


「はぁ?」


何でも何もバイト中だろ。

散々こき使っておいて、なんでいるのよってどんな姉だよ、ホント。


「はぁ?じゃないわよ。あんた、まさか優ちゃん1人で行かせたんじゃないでしょうね?」


”あんだけの量のお遣い、優ちゃん1人じゃ無理に決まってるのに!”


と、散々 怒鳴り散らした姉ちゃんに何となく状況を掴んだ俺。


「ったく…。姉ちゃん佐々木さんのケー番教えて。」

「い、いいけど、どうする気?」


どうせ、俺に声かけるのを躊躇った結果、1人で行くことにしたんだろう。

俺がいつまでもこんな態度だから、佐々木さんだって困ってるよな〜。


佐々木さんに避けられた時はあんだけ悩んだくせに、今度は立場逆転。

何やってんだか、俺は。


「……迎えに行ってくる。」


姉ちゃんからケー番を聞いた俺は、店を出て佐々木さんへ電話をかけながら走る。


きっと、ここから1番近いスーパーにいるはず。
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