ゼロの相棒《番外編》

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《カトレアside》



「………ん……。」



ぱちり、と目を開けると、目の前の天井は、見慣れた青空の装飾ではなかった。


………ここ……どこ?



むくり、と起き上がって、辺りを見回すと、そこにはコーヒーの豆や、ココアの粉が大量に置いてあり

いい香りが部屋を包んでいる。


……あ!


ここはロイさんのカフェの二階だ。


前にもココアの粉などを貰いに来たことがあるから覚えている。


だんだん、意識がはっきりしてきた。


……私、なんでこんなところに……?


私は、倒れる前の記憶を、必死で遡る。


何か……大事なことを忘れているような…。


今日は、天気がいいから、色々買い出しを済ませようと思って町に出て…

その帰りに昨日ロイさんにカップを借りたことを思い出して、返しに行くことにして…

それからカフェの近くでドロシーちゃんを見て……

カフェの中に入ろうとしたら、ロイさんとドロシーちゃんの話し声が聞こえてきて……


…………………。



「っ!!!」


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