ゼロの相棒《番外編》
「は?」と、ブラッドはロイを見る。
なんの話かわからない私は、黙って二人の様子を見つめる。
「ライバルの出現で、ちょっとは動揺するかな〜って思ったんだが、予想をはるかに超えてきたな。
……ま、さっきまでのことは忘れてくれ。」
その瞬間、ブラッドは、わなわなと震えだした。
「ロイ……お前………はめたのか!」
それを聞いて、ロイは、ふっ、と意味深な笑みを浮かべる。
「お……お前なぁ………っ!!!
本気で信じてたんだぞ!こっちは!!!」
ロイは、騒ぐブラッドを軽くなだめると
くるり、と私の方を向いた。
「いや、カトレアさんも悪かったね。
今、俺が言ったことは忘れてくれ。」
え?
あ……あの、告白的なやつ?
「もちろん、カトレアさんのことは好きだよ?
………“友人”としてね。」