ゼロの相棒《番外編》
は……はぁ…。
私が、こくん、と頷くと、ロイは、にっ、と優しく笑って部屋の外へと出ようと、歩き出した。
それを見たブラッドが、彼を止める。
「お…おい!待てよ、ロイ。」
すると、ロイは軽くブラッドの背中を押して言った。
「俺を追いかけて来たってことは、お前の中でそれなりに答えが決まったってことだろ?
……彼女と!は、な、せ!!」
ブラッドは、ぐっ、と眉を寄せた。
それを見たロイは、ぱっ、と私を見て微笑む。
「じゃあ、カトレアさん。ごゆっくり。」
ロイはそう言い残すと、壊れた扉をすうっ、と魔法で直して
私たちの部屋を出て行った。
「……………。」
二人になったこの部屋は、何もないかのように静かで
時計が時間を刻む音だけが、響いていた。
………ど……どうすればいいいいんだろう。
私から話しかけるべきなの?
っていうよりも、さっきのロイさんの態度は何?
私が悶々と考えていると、“彼”が、すっ、と振り返った。
思わず見た、彼の瞳は
六年前と全く変わらない、綺麗な深青の光を宿していた。
《カトレアside終》