ゼロの相棒《番外編》
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「………カトレア…。」
そう、彼女の名前を呼ぶと、
カトレアは、ぴくり、と肩を震わせた。
「…そこ…座ってもいいか?」
俺が、ロイの座っていた椅子に視線をやりながら言うと、カトレアは、こくこく、と何度も頷いた。
俺は、ゆっくりと歩き出し、椅子に腰を下ろす。
…………。
そこから、俺たちはまた会話が無くなる。
……何から話せばいいんだ。
まったくわからない。
…これが、今まで逃げ続けてきた代償か。
いや、ロイの“気遣い”を無駄にしてはいけない。
せっかく話す機会を作ってくれたんだ。
俺から、話し始め…………
「あの…。」
「えっ?!…あ…。……ん?」
長い沈黙を先に破ったのは、カトレアだった。
……つい、変な声が出てしまった。