怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
「美祈、今日頑張ったんだってね。凄いよ。あたしじゃ背中押してあげられなかったけど、もじゃもじゃ有難うね。コタも凄い喜んでた。これは、コタから頑張ったお祝いの花束」
こうやっていろんな事を認めてやるとこ
「もう感激だよ。嬉しいよ。この先ずーっといい事だらけだよ」
明るい未来を示してやるとこ
「それじゃ初恋、とファーストキスに乾杯しましょ」
ズバッと平気でいうとこ
「課長、一言どうぞ」
瑛太にふらずにわざと俺にふるとこなんか笑っちゃうぐらい瑛太だ。
「絶滅危惧種の完全なる絶滅への道は非情に残念だが、恋愛をしたことがなかった芹沢と恋愛から遠のいていた瑛太に平和をもたらすってことで乾杯」
カチンッと冷えたビールのグラスを鳴らした。
「絶滅危惧種とか座敷童の呪いとかもうハイレベルだわ」
「捨てる女、立ち上がるロッキーってのも流行ってんだよ」
「振り返ればロッキー3だよ」
美祈だけは何の事だかわからずきょとんとした顔。