怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
「あたし、勇樹捨てた」
ケラケラと笑うマコ。
「捨てたって…」
「地球に優しくリサイクルってのもチラついたんだけど昔遊んでた男たちは言う事が違うのよ。最高よ」
昔遊んでた男たち…
ここでそれ言うかって柊哉と瑛太はドキッ
チラツと美祈の視線は瑛太にうつる。
「男の遊びって言ったらあれだよ。コマとか凧揚げとかな」
「そんな昔かい!せめてビリヤードとかダーツとか」
「それすら懐かしいな」
「私にだって意味ぐらいわかるって」
怒る様子もなく美祈も笑う。
「踏んでる場数が違うんだよ」
「女はあんまり踏むな」
「ロッキー3で完結したいよ」
「よくわかんないけど決断して立ち上がるってことよね?」
3人声を揃えて YES!!
何でこの組み合わせって美祈は大笑いしていて
こうやって話していると瑛太の話し方に温かさを感じ取れたのはマコと似ていたからかもしれないと柊哉と同じ事に気が付いた。
「じゃあ課長さんが美祈と同じで絶妙の合いの手を入れるって感じ?」
「どっちもどっちだけどな」
「うちらもまぁそんな感じだけど。じゃああれだ課長さんは座敷王子だ」
「座敷王子っておい」
「王子がついてるだけいいじゃないですか。私なんて童ですよ」