怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】



こんなに明るい友だちがいて


美祈自身も明るくて


それなのに外へ出ると自分の身を隠すように潜めて生きて来た。


それがどのぐらいの傷の大きさだったのかって事を感じるには十分過ぎた。



「でさ、賭けって事になってんでしょ?その勝負って次はやっぱあれって事だよね?」


「ん?あれって?」


「そうだ。ロッキーは頭キレるねぇ」


「銀行じゃ活かしきれないんだよねぇ」


「何よあれって」


「階段あがればわかるよ」


「まじでロッキー、お前はセンスいいぞ」


「座敷王子のレシーブを見事にトスあげた女だよ」


「リベロの俺には余裕だけどな」


「あたしも名セッターなんだけどスパイカーがねぇ」


「やけに慎重なんだよな」


「敵のミラクル攻撃に戦いてるのか」



もう、瑛太と美祈の存在すら忘れたように柊哉とマコは2人を酒の肴に大笑い。





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