怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】


そして翌日、朝食を済ませると私達は帰路に着いた。



だが自宅へ戻るのかと思えば横浜で下車し駅から外へ出た。


「もう明日の朝には、俺アラスカだから時間ねぇんだ。悪いな」


「だから何?」


「俺の家族が待ってる。夕飯食おうって」


「え?え?」


改札の前には瑛太さんによく似たお母さんの姿。


お母さんの車で瑛太さんの実家へと向かった。


お土産を多めに買っておいて良かったよ…


「ここからスタジオって遠いの?」


「乗り換えが多いからね。荷物も多いし時間も不規則だから大学の卒業と同時に出たんだよ」


そんな知らなかった話しを聞いたりした。


ご両親もとても喜んで下さり何度も何度も本当にいいのか聞かれるから


そんなに考えた方がいいような事があるんですか?って聞いたら大笑いされた。


一昨日来た時に置いて帰ったという車に乗り食事が終わると今度は本当に自宅へと戻った。


「用意周到でびっくり」


「断られてたら車はアラスカから戻るまで置きっぱ」


あははは





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