怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
瑛太が帰国すると抱き付き感動の再会で泣く芹沢の後ろで別れの日が近づき号泣するロッキーがいた。
芹沢もそれがわかっていて、久しぶりの瑛太と一緒にいたいだろうが
「マコ、今日の夕食は、マコのスキなものにしよう。何がいい?買い物一緒に行こう」
自分の元を離れていった芹沢をせつなそうな目で見る瑛太。
「さぁ来い。俺が抱きしめてやる」
両手を広げてやると
「心が離れたのかしら」
「そうだな。アラスカより遠い距離だな」
「またあの子と二股なのね」
「それは俺たちもだろ」
久々にくだらねぇ事を言いながらアラスカでの話しを聞いた。
~♪
あたしも意地が悪いわけじゃないから
今日は4人でご飯たべよ
出来たら運ぶからご飯だけ炊いて!
ロッキーからメールが来た。
瑛太に見せると何があった?って感じで
俺の大変だった苦労話を聞かせた。
それなのに
「俺が極寒の中でシャッター切ってる間、柊ちゃんはぬくぬくと楽しそうに生活してたんだ」
「いや、お前の方がスキな事やってんだから幸せだろ」
「まぁな。でも柊ちゃんも不幸そうな顔はしてねぇよ?」
幸せそうに浮かれている瑛太には俺の大変さはわからないだろう。