怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】


食事の片づけが終わると


ロッキーはコタツにもぐり


「ここで寝ていい?」


俺に聞いてくる。


瑛太が帰ってきたからか。


「瑛太のベッド使え」



聞こえたらしい瑛太も


「シーツもカバーも全部綺麗だよ。さっき見たらちゃんと柊ちゃんつけてくれてた」


芹沢とロッキーは、そんなに待ち焦がれてたのかって爆笑してたけど何となくだよ。


疲れて帰ってきたら綺麗なベッドで寝たいもんだ。


「あたしが使って悪いわね」


「別に構わねぇよ」


「あ…洗濯ぐらい自分でするから」


「当り前ぇだ。っておい何日いるつもりだよ」


「もじゃ男に聞いてよ」


「お前、ロッキーの時間とるなよ」


「わかってるよ」


ちょっと庇ってやった。


すると明日は瑛太の誕生日だからここにいるのを先に言っておくと言われた。


そうか。瑛太の誕生日か。


一緒にお祝いしないのかと何でだか俺がそんな事を考えたが


「どう考えたって邪魔物でしょ。もうそういう感覚も麻痺?」


何とも酷い言葉が返って来た。


だがそれで安心してしまうのも可笑しな話しだ。


「早生まれの顔してない」


「顔が関係あんのかよ」


「誕生日プレゼントって半纏でほんとにいいの?」


「フィンランドで日本を感じるんだぜ」


やっぱり相当気になってたみたいだ。





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