愛の歌、あるいは僕だけの星
そんなことを考えていた。
ふと我に返って、小さく驚く。他人だなんだといいつつ、銀也は自然と彼女のことを思っていたから。
昨日抱いた女の顔さえ、あっという間に忘れてしまうというのに。
そのくらい、何にも関心が持てずいたのに。
けれどやっぱり、同じだった。
だって、結局何も変わらないじゃないか。毎日は彼女がいなくたって、問題なく過ぎて行く。少しの変化だって、また繰り返しの中に飲まれて消えてしまう。
つまらないな。
退屈で、死にそうだ。
何に対しても楽しむことが出来ないだなんて、よほど自分はつまらない人間なのだと思う。生徒会長に推薦されたときも、女が言い寄ってくるときも、感じることはいつだって同じ。
『これで暇が潰せる』
それが、一番に頭を過ぎる。
けれどそれと同時に、どうしたってくだらないと心の底で蔑むのだ。