願わくはキミに
び、びっくりした…
ドキドキと、いつまでも鳴りやまない心臓を静まるように手を当てながら、ゆっくり後ろを振り向く。
その途端にふわっと身の覚えがあるローズマリーのいい香りが漂った。
そこにはセミロングくらいの茶髪を毛先だけ巻いた綺麗な女の人がニコニコ笑いながら立っていた。
___あれ?この人どこかで…
「あなたどこの人?」
「…へ?」
思わず見とれていたら、その綺麗な人はそう言って旅行部のドアを開けて躊躇うことなく入っていった。