願わくはキミに
「せんぱーい、新人来てるけど」
私の横を通り抜け、部屋に入っていったその人を追うように部屋の中を覗いた。
また、ローズマリーの香りが私の嗅覚を刺激する。
「新人んん?うちに?」
「部屋の前でウロウロしてたから連れてきた。ほら」
ひょこっと顔を出したのは、ちょび髭を顎に生やしたワイルドな感じの男の人だった。
コワモテって感じ。
「…は、初めまして」
「見たことない顔だな」
「あたしも初めて見た」