Butterfly
一瞬、彼の動きがピタリと止まった。

そして次の瞬間、「ええっ!?」と身体をのけぞらせた。

「今日!?家!?」

「うん・・・ダメかな」

「いや、もちろんいいけど・・・突然だからちょっとびっくりして・・・。えっと、お店とかじゃなくて、家の方がいいんだよね?」

「うん・・・」

痣のことを打ち明けるって、心に決めていたけれど。

やっぱり話すだけでなく、見せるべきだと決意した。


(旅先で初めて見せるのも勇気がいるし・・・旅行中に気まずくなったら、お互いすごくつらいだろうし・・・)


一緒に旅行に行ってみたい。

だけど、昼も夜もずっと彼といるのなら、私のことを全て知らせて、そして彼の気持ちを確かめてから、行くべきものだと考えた。

「・・・そっか。わかった。じゃあ夕飯食べたら家に行こう」

「うん」

話がまとまると、私たちはショッピングモールを後にした。










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