社内恋愛症候群~イジワル同期の甘い素顔~
「でも、成瀬には彼女いたよね? だから私、お姉さんを彼女と勘違いして……」
「あぁ、それか」
バツの悪そうな顔で、髪をクシャクシャとかき混ぜた成瀬は一度私からそらせた目を、こちらに向けた。
「それは……確かに就職したときにはいた。だけどお互い忙しくて自然消滅したんだ。それに俺はお前のことが好きに……あ、いや今のはナシ」
慌てた様子で、顔の前で手を大きく振っている。焦った成瀬に私はお願いした。
「今さら遅いから……ちゃんと言って」
私の言葉に成瀬は観念したみたいだ。
「入社してすぐに、お前のこと好きになったんだ。だから、就職して引っ越してきたこの部屋に前の彼女が入ったことは一度もない」
今まで私が悩んでいたことが、すべで取り越し苦労だということが判明した。肩の力が抜けてソファにぐったりと体を預けた。
「じゃあ、どうしてもっと早く言ってくれなかったの? 私ずっと悩んでたのに、ずっと好きだったのに」
今までの心労からか、成瀬を責めるような口調になる。
しかし成瀬の顔がニヤ付くのを見て、自分の失言に気が付いた。
「ふ〜ん。俺のこと、そんなに前から好きだったわけ?」
しまった……形勢逆転。
そう思っても、もう遅い。
成瀬はニヤニヤした様子で、面白がるように私を見つめてきた。
「なぁ、いつから俺のこと好きだったわけ?」
面白がるように意地悪く聞いてくる成瀬。
「あぁ、それか」
バツの悪そうな顔で、髪をクシャクシャとかき混ぜた成瀬は一度私からそらせた目を、こちらに向けた。
「それは……確かに就職したときにはいた。だけどお互い忙しくて自然消滅したんだ。それに俺はお前のことが好きに……あ、いや今のはナシ」
慌てた様子で、顔の前で手を大きく振っている。焦った成瀬に私はお願いした。
「今さら遅いから……ちゃんと言って」
私の言葉に成瀬は観念したみたいだ。
「入社してすぐに、お前のこと好きになったんだ。だから、就職して引っ越してきたこの部屋に前の彼女が入ったことは一度もない」
今まで私が悩んでいたことが、すべで取り越し苦労だということが判明した。肩の力が抜けてソファにぐったりと体を預けた。
「じゃあ、どうしてもっと早く言ってくれなかったの? 私ずっと悩んでたのに、ずっと好きだったのに」
今までの心労からか、成瀬を責めるような口調になる。
しかし成瀬の顔がニヤ付くのを見て、自分の失言に気が付いた。
「ふ〜ん。俺のこと、そんなに前から好きだったわけ?」
しまった……形勢逆転。
そう思っても、もう遅い。
成瀬はニヤニヤした様子で、面白がるように私を見つめてきた。
「なぁ、いつから俺のこと好きだったわけ?」
面白がるように意地悪く聞いてくる成瀬。