社内恋愛症候群~イジワル同期の甘い素顔~
見つめ合ったふたりにの間に、変な空気が流れた。
「なんか、変な感じだな」
「うん」
成瀬がパッと手を離した。変に意識してしまってぎこちない。歩き出した成瀬の横に並ぼうとして、私は足を止めた。気がつけばすでに会社のすぐそばまで来ている。
「どうかしたのか?」
不思議に思った成瀬が足をとめて、私を振り向いた。
「私、すこし遅らせていくから成瀬先に行って」
「は? なに言ってんだよ。ただでさえ遅刻ギリギリなのに」
イライラした様子で、眉間に皺を寄せて一歩こっちに近づいた。
「だって、ふたりで一緒に出勤なんて。しかも私は昨日と同じ服だし。みんなに変に思われるよ」
「はぁ? 変ってなんだよ」
「私たちのこと……みんな気がついちゃうよ」
社内恋愛が禁止されているわけじゃない。けれど、社内で噂になることも周りに気を遣わせることもできればしたくない。
しかし、そんな私の考えに成瀬は納得できないようだ。
「別にいいだろ。仕事は仕事で割り切れば。俺は隠すつもりないからな」
「そんな……だって」
「いいから、ほら行くぞ」
成瀬は私の返事も待たずに手を引いて歩き出そうとする。
「ちょっと、わかったから手を離して!」
「ダメだ」
「なんか、変な感じだな」
「うん」
成瀬がパッと手を離した。変に意識してしまってぎこちない。歩き出した成瀬の横に並ぼうとして、私は足を止めた。気がつけばすでに会社のすぐそばまで来ている。
「どうかしたのか?」
不思議に思った成瀬が足をとめて、私を振り向いた。
「私、すこし遅らせていくから成瀬先に行って」
「は? なに言ってんだよ。ただでさえ遅刻ギリギリなのに」
イライラした様子で、眉間に皺を寄せて一歩こっちに近づいた。
「だって、ふたりで一緒に出勤なんて。しかも私は昨日と同じ服だし。みんなに変に思われるよ」
「はぁ? 変ってなんだよ」
「私たちのこと……みんな気がついちゃうよ」
社内恋愛が禁止されているわけじゃない。けれど、社内で噂になることも周りに気を遣わせることもできればしたくない。
しかし、そんな私の考えに成瀬は納得できないようだ。
「別にいいだろ。仕事は仕事で割り切れば。俺は隠すつもりないからな」
「そんな……だって」
「いいから、ほら行くぞ」
成瀬は私の返事も待たずに手を引いて歩き出そうとする。
「ちょっと、わかったから手を離して!」
「ダメだ」