社内恋愛症候群~イジワル同期の甘い素顔~
「理事長さん、厳しい人だけどちゃんと話は聞いてくれるから大丈夫だよ。今日は二人がかりで契約取り付けよう!」
私も二度ほどしか会っていない。けれど決して悪い印象はなかった。商談相手としては多少手ごわいけれど、無理難題を押しつけたりするような人ではない。
「はい。がんばります」
スムーズな若林くんの運転で、聖学園に到着したのは十七時だった。下校している生徒たちに大きな声で挨拶をされた。
担当者に連れられて応接室に入るとほどなくして、理事長が現れた。
「ご無沙汰しております」
声をかけると理事長はにっこり笑顔を見せてくれた。
「今日は滝本さんにまでお越しいただいてすみませんでした。今日のお話で契約するかどうか決めたいと思っています。最後に完結にシステム入れ替えのメリットを説明していただけませんか?」
「では若林からお話させていただきます」
私が答えると若林くんが資料を先方に差し出して話を始めた。落ち着いた様子の彼を見て頼もしいと思える。聖学園は彼に任せていても大丈夫だ。
ひとしきり若林くんが説明を終えたところで、私からも一言添えた。
「今、若林からご説明させていただいた案は、今もっとも聖学園にとってメリットを感じていただけるシステムのご提案になっていると自負しています。弊社の都合で大切なときに担当変更になってしまい、ご迷惑をおかけいたしましたが、このように私も旧担当として窓口は若林に変わりましたが、こういった形で今後もサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします」
ふたりで頭を下げると、理事長が私を見た。
私も二度ほどしか会っていない。けれど決して悪い印象はなかった。商談相手としては多少手ごわいけれど、無理難題を押しつけたりするような人ではない。
「はい。がんばります」
スムーズな若林くんの運転で、聖学園に到着したのは十七時だった。下校している生徒たちに大きな声で挨拶をされた。
担当者に連れられて応接室に入るとほどなくして、理事長が現れた。
「ご無沙汰しております」
声をかけると理事長はにっこり笑顔を見せてくれた。
「今日は滝本さんにまでお越しいただいてすみませんでした。今日のお話で契約するかどうか決めたいと思っています。最後に完結にシステム入れ替えのメリットを説明していただけませんか?」
「では若林からお話させていただきます」
私が答えると若林くんが資料を先方に差し出して話を始めた。落ち着いた様子の彼を見て頼もしいと思える。聖学園は彼に任せていても大丈夫だ。
ひとしきり若林くんが説明を終えたところで、私からも一言添えた。
「今、若林からご説明させていただいた案は、今もっとも聖学園にとってメリットを感じていただけるシステムのご提案になっていると自負しています。弊社の都合で大切なときに担当変更になってしまい、ご迷惑をおかけいたしましたが、このように私も旧担当として窓口は若林に変わりましたが、こういった形で今後もサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします」
ふたりで頭を下げると、理事長が私を見た。