今夜、君にラブロマンスをささげよう。
"異性を押し倒せば交際の申し出"
"ひざまずき、左手の甲に口づけをすると恋人に永遠を誓う"
"相手の右頬を叩くと、交際申し出の解消"
つまり、わたしは志月さんに交際を申し込んでしまったのだ。
ということは、志月さんがわたしの右頬を叩けばこの申し出を解消されるわけなんだけれど……。
「困ったな、女の子を叩けるわけがない」
彼はぽつりとそう言った。
この学園の王子様はとにかくとても優しい。
たとえまかり間違ったとしても女子に手をあげることなんてしない。