フラワーガーデンへようこそ〜優しい愛をあなたに〜
通り過ぎた瞬間、相手がかすみの片手を掴んだ。
「…かすみさん」
「…こんな所で会うなんて奇遇ですね」
そう言って、微笑んで見せた。そして、そっと、掴まれた手を離した。
「…今日は、うちに花を買いに来てくれませんでしたね」
とても寂しそうな目でそう言ったのは…薫。
「…西園さんは、どうしてこんな所へ?」
その問いに答える事なく、話をすり替えた。
「…常連のお客様が、具合が悪くなって、代わりに、お花を生けに来たんです」
「…そうなんですか。…あの、急ぎますので、私はこれで」
「…また、来てくださいね」
「…もう、フラワーガーデンにはいきません」
「…かすみさん!」
自分から言ったくせに、泣きそうになったかすみは、その場を走り去った。薫は追いかけようとしたが、花を生けに来た所で、手には花束を抱えていた。
そのせいで、追いかけることが出来なかった。
…なぜ、突然あんな事を言ったのか、薫には、全く見当がつかなかった。
無理もない。あの場面をかすみに見られてるなんて、知らなかった。
「…かすみさん」
「…こんな所で会うなんて奇遇ですね」
そう言って、微笑んで見せた。そして、そっと、掴まれた手を離した。
「…今日は、うちに花を買いに来てくれませんでしたね」
とても寂しそうな目でそう言ったのは…薫。
「…西園さんは、どうしてこんな所へ?」
その問いに答える事なく、話をすり替えた。
「…常連のお客様が、具合が悪くなって、代わりに、お花を生けに来たんです」
「…そうなんですか。…あの、急ぎますので、私はこれで」
「…また、来てくださいね」
「…もう、フラワーガーデンにはいきません」
「…かすみさん!」
自分から言ったくせに、泣きそうになったかすみは、その場を走り去った。薫は追いかけようとしたが、花を生けに来た所で、手には花束を抱えていた。
そのせいで、追いかけることが出来なかった。
…なぜ、突然あんな事を言ったのか、薫には、全く見当がつかなかった。
無理もない。あの場面をかすみに見られてるなんて、知らなかった。