幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





三日前私が見ていた桜の木の下で土方さんは立っていた。



声を掛けて隣に立つ。



沈黙が続くがそれでもやっぱり居心地がよかった。



土方さんの隣が一番安心できる。



土「もう春も終わりだな」



その言葉にドキリと胸が嫌な音を立てた。



返事を返さない私の顔を土方さんは覗き込んだ。




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