幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





流石は新選組の人間ね。



でもいくら分かりやすいとはいえそこらの隊士が少し話したくらいで相手の正体を見破ることなどできるのかしら。



この人のことは幹部と思った方がいいかもね。



じゃあこの人は消去法で土方歳三かしら?



刺々しい口調、あの目付き、上から目線な態度。



そして史実通りの整った顔立ち。



新選組の人間で当てはまるのは彼くらいじゃないかしら。



主「流石ね。あなたは新選組副長土方歳三であっているかしら」



男は眉を顰めた。当たりね。分かりやすい男だ。



急に土方は近付いて来て腕を掴み屯所の中へと連れて行かれる。



主「何なの。離して」



必死に抵抗するが相手は男でしかも土方歳三は三十代だ。



大の大人の男である彼に十代の女である私が勝てるはずもない。




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