幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
主「痛い。離して」
叫ぶも視線が集まるだけで誰も助けてくれない。
この男力強すぎるのよ。掴まれたところが痛くてしょうがない。
土方に連れられて行った先は蔵の中。
真っ暗の闇の中に押し込まれて重い扉を閉められ閂を掛けられた。扉に体当たりするもびくともしない。
土「少し待ってろ」
そう言って足音は遠ざかって行った。中は真っ暗で自分の体も見えない。
暗闇は好き。誰だって暗闇の中では孤独だから。
何も見えないんだから一人。孤独なのは私だけじゃないと思えるから。
扉から差し込んだ光で土方が来たことを悟った。隣には厳つい顔をした男が立っていた。