社内恋愛症候群~小悪魔な後輩君に翻弄されて~
「私が後からしようとしてた仕事をさ、頼んでもないのに代わりにして“やってあげたわよ”って態度なの。ムカつかない?」
早口でまくしたてるような言葉から、彼女の怒りが伝わってきた。
「あの人、いつもそんな感じだよね。“あなたたちと私は違うの〜”って態度でしょ?」
三木さんの話し相手は、営業二課の合田さん——私が今、訪ねようとしていた相手だ。
そういえば、このふたりは同期だった。なんどかふたりが社内食堂でランチを食べているのを見たことがある。
「そうそう。あんなに仕事ばっかりしてなにが楽しいんだろうね」
「去年、うちの課にいたときもそんな感じだったもん。仕事ができても結局は女だから出世もできないでしょ? きっと同期の衣川課長が出世したのも気に入らないはずだよ」
「あぁ〜なんか変にライバル視してそうだよね」
「わかる〜!」
彼女たちは手をたたきながら、黄色い笑い声を給湯室に響かせた。
それを耳にしたときに、悲しさと怒りがこみあげてきて手に持っていた資料を思わず握り締めてしまう。
「でもあんなんじゃ、結婚相手も大変だよね?」
三木さんの言葉に、合田さんが笑いながら答えた。
「あんな怖い相手と、付き合うだけでも無理無理。だって可愛さのかけらもないもん……あっ! そういえばその蓮井さんから面倒なメール来てたの思いだした! ごめん、私急いで戻るね」
早口でまくしたてるような言葉から、彼女の怒りが伝わってきた。
「あの人、いつもそんな感じだよね。“あなたたちと私は違うの〜”って態度でしょ?」
三木さんの話し相手は、営業二課の合田さん——私が今、訪ねようとしていた相手だ。
そういえば、このふたりは同期だった。なんどかふたりが社内食堂でランチを食べているのを見たことがある。
「そうそう。あんなに仕事ばっかりしてなにが楽しいんだろうね」
「去年、うちの課にいたときもそんな感じだったもん。仕事ができても結局は女だから出世もできないでしょ? きっと同期の衣川課長が出世したのも気に入らないはずだよ」
「あぁ〜なんか変にライバル視してそうだよね」
「わかる〜!」
彼女たちは手をたたきながら、黄色い笑い声を給湯室に響かせた。
それを耳にしたときに、悲しさと怒りがこみあげてきて手に持っていた資料を思わず握り締めてしまう。
「でもあんなんじゃ、結婚相手も大変だよね?」
三木さんの言葉に、合田さんが笑いながら答えた。
「あんな怖い相手と、付き合うだけでも無理無理。だって可愛さのかけらもないもん……あっ! そういえばその蓮井さんから面倒なメール来てたの思いだした! ごめん、私急いで戻るね」