社内恋愛症候群~小悪魔な後輩君に翻弄されて~
仁美さんがいつもしてくれるように、ひざ掛けを私の足に乗せるとゆっくりと椅子をリクライニングさせる。
「あの、若林くん? 今日は仁美さんいないからネイルできないって……」
「はい。さすがにオレもネイルはできないですけど。これならできるから」
そう言って私の顔の前に彼は小さな小瓶を差し出した。
「アロマオイル?」
「そうです。これ、いつも姉が調合しているんですけど……って、常連の蓮井さんならご存じですよね」
もちろん知っている。ここで扱っているアロマオイルは仁美さん特製の調合だ。このサロンにくるといつも使われている。
「もちろん、オイルのことは知ってるわ。でも、それをどうするつもり?」
不安が顔に現れていたのか、クスッと一瞬若林くんが笑う。
「そんな、顔しないでください。リラックスしに来たんだから……ほら、ゆったり椅子にもたれてください」
「でも……」
まだ言葉を続けようとする私を、若林くんは笑った。
「ネイルはできませんけど、マッサージは得意なんですよ。これでも何度も練習台になってきましたから。姉のお墨付きです」
やさしく肩を押されて、リクライニングされた椅子にもたれかかる。
「あの、若林くん? 今日は仁美さんいないからネイルできないって……」
「はい。さすがにオレもネイルはできないですけど。これならできるから」
そう言って私の顔の前に彼は小さな小瓶を差し出した。
「アロマオイル?」
「そうです。これ、いつも姉が調合しているんですけど……って、常連の蓮井さんならご存じですよね」
もちろん知っている。ここで扱っているアロマオイルは仁美さん特製の調合だ。このサロンにくるといつも使われている。
「もちろん、オイルのことは知ってるわ。でも、それをどうするつもり?」
不安が顔に現れていたのか、クスッと一瞬若林くんが笑う。
「そんな、顔しないでください。リラックスしに来たんだから……ほら、ゆったり椅子にもたれてください」
「でも……」
まだ言葉を続けようとする私を、若林くんは笑った。
「ネイルはできませんけど、マッサージは得意なんですよ。これでも何度も練習台になってきましたから。姉のお墨付きです」
やさしく肩を押されて、リクライニングされた椅子にもたれかかる。