社内恋愛症候群~小悪魔な後輩君に翻弄されて~
ドキンと大きく胸が鳴った。
うっかり顔を赤くしてしまう前に彼から視線をはずしてショップカードをコートのポケットにねじ込んだ。
店を出て歩き始めた私は「送っていく」という彼の申し出を断って正解だったと思った。
高鳴る胸の音を制御するだけで今の私は精一杯だからだ。
よく考えてみれば、男性になんの抵抗もなくマッサージをされた。
きっと彼以外の他の人ならば断っていただろう。
それなのにどうして……彼なら、若林くんなら嫌じゃないんだろう。
それに、どうして彼は私に自分の電話番号を渡してくれたんだろう。
そして……どうして私は、彼の行動ひとつひとつになにかしらの意味を見出そうとしているんだろう。
その日の私は、気分転換は出来たけれど新たな悩みを抱えて家路についたのだった。
うっかり顔を赤くしてしまう前に彼から視線をはずしてショップカードをコートのポケットにねじ込んだ。
店を出て歩き始めた私は「送っていく」という彼の申し出を断って正解だったと思った。
高鳴る胸の音を制御するだけで今の私は精一杯だからだ。
よく考えてみれば、男性になんの抵抗もなくマッサージをされた。
きっと彼以外の他の人ならば断っていただろう。
それなのにどうして……彼なら、若林くんなら嫌じゃないんだろう。
それに、どうして彼は私に自分の電話番号を渡してくれたんだろう。
そして……どうして私は、彼の行動ひとつひとつになにかしらの意味を見出そうとしているんだろう。
その日の私は、気分転換は出来たけれど新たな悩みを抱えて家路についたのだった。