仲間ってなんだろう
「そんなことない。沙羅は自分の力で生き残ってる。」
自分はその力に少しでもなれたことがあっただろうか
正樹や仁の方がよっぽど沙羅を支えている。
正樹の言葉に沙羅は首を振った。
「Starlightが解散する時も、春樹は優しかったでしょ。」
「そりゃあ……」
「理由なんていらないの。それだけで嬉しかったから。」
沙羅が少し震えてマフラーを強く巻きつけたのを見て、春樹は白いため息をついた。
自分の想いが沙羅に届いた試しがないのは自分が一番良く分かっていた。
その想いに反して今まで行動してきたのは自分だった。
「最後の、わがまま。」
「え?」
前を歩いていた沙羅が振り返って春樹を見た。
「最後って……?」
もしこのわがままを沙羅が受け入れてくれなかったら、自分達はもうほとんど関わりがないだろう。
春樹は出来るだけ笑って沙羅を見た。
(これが最後なんだ)と、自分に強く言い聞かせた。
「Starlightに、復帰して欲しいんだ。」