仲間ってなんだろう
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「もう少しで出番です!準備をお願いします!えっと……」
「あ、Starlightって呼んで頂いて大丈夫ですよ。」
「あ、はい。Starlightのみなさん……」
そんなスタッフに沙羅はニコッと笑って見せた。
「なんか久しぶり。そう呼ばれるの。」
「まぁねえ。懐かしすぎてなんか新鮮。」
美那が少し首を傾げてそう言った。
3人は同じ衣装を着て舞台のすぐ側まで来た。
舞台を覗くと3人がデビューした時と同じぐらいの歳のアイドルがライトの前で踊っていた。
それを観客達が目を輝かして応援している。
「やっぱりテレビだから観客は少ないね。」
「沙羅、コンサートかなんかと勘違いしてない?」
美那のため息に沙羅は笑顔で振り向いた。
「そんなことないよ。」
「どうだか。」
本番を直前にしてニコニコと明るい沙羅に、美那は冷静にため息をつく。
2人のそんなやり取りに春樹は思わず笑顔になった。
このやり取りは懐かしかった。
沙羅は緊張していたとしても決してそれを表には見せない。
それは、まだ3人でStarlightを名乗っていた沙羅のリーダー時代からそうだった。
しかし美那はちょっとした番組でもすぐに緊張して言葉が鋭くなってしまう。
そんな2人の本番直前の会話はいつもこんな感じだった。