Christmas Rose
シドはランスの言葉にお構いなしに仕事を手伝い始めた。
「午前の分は終わったよ。午後からはゼノに任せたから俺も手伝う。」
「シド、マグに頼り過ぎてるんじゃないか。みろこの書類の山!」
「お前が何年も他国をほっつき歩いてるからだろ。」
ランスは戯けて見せていつもの様子に戻った。
マグがいない間、アリスはマリア夫人に小言を言われながらも出来るだけランスとシドを手伝った。
日は流れ、マグが戻ってくる日の朝。
マグが不在の間2回音楽会を欠席したアリスに、マリア夫人は今日こそはと朝から側を離れなかった。
音楽会を終えてシドの部屋に行くと、マグが戻って来ていた。
「マグ!おかえりなさい。」
「アリス様、只今戻りました。」