夢物語
僕は支配者
人混みは僕たちのために道を開く。
僕と莉華は手を絡め真ん中を歩く。
ちょっと観客(モブ)が多いかな。
消えろ。
僕が心の中でつぶやくと
観客(モブ)は少なくなる。
席に座る。
隣はもちろん莉華。
「今日の授業は何かな?」
「そうだねえ。
めんどくさいからサボっちゃおうよ。」
怒った顔をする莉華。
はぁ。
ツンツンお嬢様キャラはめんんどくさいな。
キャラ変更しよう。
一気に表情がゆるみ、
莉華は上目遣いで頬を膨らませる。
も〜、かわいいんだから。
「私は圭太くんのために
授業受けて欲しいなぁと思うの…
でも、圭太くんが嫌なら
私はそれに付き合うよ‼︎」
「しかたないなぁ〜。」