夢物語

目的




突然立っていられないほどの激痛が頭に走る。
耳鳴りがし頭を抱え込み俺はうずくまった。








すると
「……春優(しゅう)。」








聞き覚えのある声だ。
誰…誰なんだ。









「春優。
あなたはここにいてはいけないの。
ここはあなたの来てはいけないところ。
今すぐ立ち行きなさい。」









優しく透き通る声だ。











ドクっ…ドクっ










僕の心臓が急に早くなる。







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